もんじゅ点検漏れ9件増=規制委検査で指摘-原子力機構 時事ドットコム
約1万4000件の機器に点検漏れなどの不備が確認された日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で、新たに9件の点検漏れが見つかったことが11日、同機構への取材で分かった。原子力規制委員会が3月に行った保安検査で指摘したという。 原子力機構などによると、点検漏れが判明したのは制御盤の機器など。担当する二つのチームで二重にチェックする必要があったのに行われていなかった。同機構は昨年9月、規制委に点検が完了したと報告していた。 また、点検の時期や頻度などを定めた計画表の計520カ所に日付などの誤記があったのに、担当課長が「軽微なもの」として訂正印で修正するだけにとどめ、所内の委員会に報告していなかった。規制委は所内全体で誤記を把握し、原因分析まで掘り下げる必要があったと指摘した。(2014/04/11-18:15)