放射性物質盗まれる=南部諸州に注意喚起-メキシコ
【メキシコ市AFP=時事】メキシコ当局は15日、放射性物質イリジウム192が13日に南部タバスコ州カルデナスで、トラックから容器に入った状態で盗まれたと発表した。内務省はタバスコ州や周辺各州に注意喚起した。 内務省が注意喚起したのは、タバスコ州のほか、チアパス、オアハカ、ベラクルス、カンペチェの各州。適切に防護せずにイリジウム192を扱えば、「永久的な損傷を負う恐れがある」と警告。「数時間から数日間にわたって接すれば、死亡する可能性もある」と指摘した。 メキシコでは2013年にも、放射性物質コバルト60を乗せたトラックが盗まれたが、犯行グループは積み荷に気付かなかった。(2015/04/16-15:02)