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高浜差し止め仮処分で審尋=「司法判断積み重ねる」-大津地裁

 関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)は重大事故を起こす危険があるとして、滋賀県の住民29人が再稼働の差し止めを求めた仮処分申請の第1回審尋が20日、大津地裁(山本善彦裁判長)であった。  3、4号機については、福井地裁が14日、差し止めを命じる仮処分決定を出したが、住民側は関電の異議申し立てで決定が覆る可能性もあるとして、同様の決定を求めている。審尋後、住民側の井戸謙一弁護団長は「社会的に大きな意味を持つ司法判断を積み重ねたい」と強調した。  住民側は、原発の耐震設計の不備や、県内の自治体で合理的な避難計画が策定されていないことを挙げ、「安全確保のため改善すべき重大な課題が積み残されている」と主張している。(2015/04/20-18:41)

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